バンギャは結婚できない。
そういう都市伝説のような、呪詛のようなものは、私がバンギャだった頃からありました。
じゃあ本当にバンギャは結婚できないの?
私の経験をもとに、あの頃バンギャだった私達の今をお伝えします。
バンギャは結婚できない?
そもそもなぜ、バンギャは結婚できないと言われるのか?
調べてみると、男受けが悪い、とか出てきますけど〜。
マジで絶対的に論点を間違ってる。
まず!
バンギャは絶対的に忙しい!!!
男受けとかの前に、忙しい!
これが私見です。
バンギャは忙しい
そう、男受けとかを考える以前に、ガチのバンギャは、遠征について行くのでめっちゃ多忙である。
0泊3日は当たり前、1週間地元にいないのも当たり前である。
いつ、ツアーやアルバムが出てもいいように、勤勉に働き、課金に備えるのである。
私の友達は1日にバイト3つもこなしてましたよ。
つまり。
恋の駆け引きとかしてる暇がない。
ラインが帰ってこなくて〜。
とか言ってる場合じゃない。
って、そもそもうちらがバンギャしてた頃にはラインなんてなかったから、既読スルーに悩むこともなかったけどね。
その頃のバンギャは通話し放題のWILLCOM持ちが主流でした。
仲間同士だけで使うやつ。。。
みんな推しのグッズでデコってたね。。。
年バレますね。ハイ。
置いといて。
そう、男受けとかの前に。
忙しい。
バンギャの一週間のスケジュールを、一番忙しかった当時のスケジュールをグーグルカレンダーに入れて再現してみました。
どうですか?
ヤバイでしょ。
仕事を変えるツワモノも
私のグループの中には、全国ツアーを一緒に回る(全通)するために教師を辞めた子がいてました。
教師ですよ。
公務員ですよ。
そう、自由なスケジュールを組める仕事に変わる人もいるくらい、バンギャは多忙なんです。
まず第一にね。
男ウケ悪いとか言うけど。。。
バンギャは男受けが、悪い!と言いますが。。。
そんなことないと思うんですよね。
バンギャは普段からバンギャな格好ばっかりする人ではない、というのが私の経験上の意見です。
ライブに行くときだけ、バンギャ仲間と会うときだけ、パンクな格好やゴスロリをする子は多いはずです。
また、バンギャは夜のお仕事の方も多く、ギャル系もたくさんいます。
まぁ、バンギャの中でも結構、装いについては色々と揉めたりしてしまう事もあるんで、この辺にしておきましょう。。。。
とにかく、バンギャをしている今現在、男受けを考えていないだけなんです。
このバンドが好き!ってことを、全身で自分なりに表現してるんですよね。
もしかしたら今。
めっちゃピアスジャラジャラで
髪の毛がピンクで
なーんて事もあるかもしれません。
フリフリの服着てる、なーんて事もあるかもしれませんね。
でも、今やりたい格好なら誰に文句を言われたってやればいいと思います。
そして、もし、そんな等身大の自分でも好きになってくれる人がいたらラッキーですよね。
それくらいに構えて、好きなことやってたほうが楽しいと思います。
生き生きしてる子の方が絶対的に魅力的でしょうし。
でも、逆に、洋服を通して、別に男性の為に自分を偽ってまでモテなくていい!という意思表示でもあると思っています。(私は)
今はそんな暇ないの。
って事です。
実際、バンギャあがったあと、大学の同級生とちらっと付き合ってたときに、
あの頃ってなんやったん?全身で俺らパンピを拒んでたよね。
と、言われて、ハッとしたことがありました。
いい得て妙だなっと思ったんですね。
確かに私達は、あなた達とは違うと、全身で拒んでいたのかもしれませんね。
バンギャはメンヘラなのか?
ヴィジュアル系が好き=メンヘラの図式は今はどうなっているのかな?
昔は結構言われてましたが。。。
私の肌感では、やや多いとは思います。
でも、ふつーに陽気なオネーサン達のほうが大多数です。
ただ言えることは、歌詞に共感するのがバンギャになる切欠でもあることが多いので、多かれ少なかれ、心に抱えているのもはあると思います。
依存
そして、もしかしたら、バンギャはやや依存心が強いかもしれませんね。
バンドが生き甲斐になるということはそれだけのめり込むということですからね。
ただ、裏を返せば一途で尽くすと言うことです。
相手の捉え方しだいです!
追う恋が好き
バンギャはどこまでも麺(バンドメンバー)を追っかける生き物です。
なので、追われる恋にときめかない傾向があります。(私調べ)
好き好きと言ってくれる人を好きになれたらどれだけ良いか。
それじゃ、物足りなさを感じてしまう。。。
自分が追う恋じゃないと燃えないので、メンヘラ気味に見えるだけではないでしょうか?
追う恋は、辛いものですよね。
会いたくて震えるなんて歌詞が生まれる位ですからね。
バンギャを上がる日が来る
そう。
それは唐突に訪れます。
そのバンドが嫌いになったわけでもなければまだ好きだけど、そのバンドが全てじゃなくなる日が。
皆、やりきった感から上がるのが常だと思います。
メジャーに行くから、と、言うのもほぼ同義だと私の中では思っています。
メジャーに行くほどにこのバンドを私達は推しきった。
って事ですね。
メジャー行き=ファンを裏切った
というようなことを言うファンもいます。
そういうファン達は、まだ、自分達がバンギャを上がる時期じゃないのに、先にバンドがヴィジュアル系を上がろうとしているから、そういう発言になるのではないと思っています。
なぜなら、メジャーに行くと同時にバンドの方からヴィジュアル系を上がることも多いからです。
メイクをしなくなったり、闇歌詞がなくなっていったりね。
曲も一気にポップ寄りになってきます。
ヴィジュアルっぽい曲なんて、あってもアルバムに一曲位で。
まぁ、置いといて。
本当に、バンギャ同士でも私上がるね、と言い合う事もあるし、自然とみんな他に大事なものが出来てきていたりして、当時のバンギャ仲間はみんなもう、全然バンギャではありません。
時々集まって、カラオケしたりしますが。
フツーの格好です。
7割が結婚して子供もいるよ
私を含め、当時のバンギャ仲間のグループ、20人位の中7割は結婚して、子供もいます。
フツーの旦那さんです。
全然ギャ男(バンギャの男版)とかでもない。
男型(男装みたいな格好のバンギャ)してたようなクールでかっこよかったネェさんも結婚して、ママです。
バンギャが結婚できないなんて、そんな事ありません。
だから、バンギャのときはバンギャ活動を名一杯楽しんだ方がいいって思います。
そっちのほうがやり残した感もないし、子供を生んでライブに行けなくても、そんなに悔しいっ!って気持ちになりません(笑)
私が追っかけてたバンドは、まだドームなどのツアーをたまーに発表して、バンギャ仲間同士、行く?ってラインが、回ったりします。
でも、子供いるから〜。
とか、旦那の仕事次第〜。
って感じで、何が何でも駆けつけたあの頃があるからこその、余裕があります。
バンギャは結婚できる
ということで、バンギャも全然結婚できます。
今はそんな日が来るなんて考えられない!というあなたにもきっと、バンギャを上がる日が来ると思います。
勿論、結婚が全てじゃないし結婚をしない生き方もあっていい。
結婚を気にして、今を謳歌しないのは勿体ない!
バンギャをされてる方は、バンギャを思いっきりやりきって、楽しんでください!!!
その中で、やりきった、ここで一区切りさせよう。
と思える日が来てから、結婚を考えてもいいのでは?と私は思うのです。