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時短で垢抜ける。30代からの自分磨きを効率よく。

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【皮膚科医直伝】酸化で老ける理由と今日から始める若返り習慣

いつまでも若々しく綺麗でいたいけれど、最近お肌のシミやたるみが気になってきたという方も多いのではないでしょうか。実はそのお肌の衰え、体が錆びつく酸化が大きな原因かもしれません。

今回は、銀座リシャスクリニック院長の平岡みき子先生が解説する、酸化の仕組みと活性酸素を防ぐ予防法をご紹介します。正しく対策して、体の内側から綺麗をキープしましょう。

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酸化とエイジングの切っても切れない関係

エイジングの大きな原因としてよく耳にする酸化ですが、これはフリーラジカル理論という考え方で説明できます。

私たちは生きていく中で、息をして空気中の酸素を取り込み、エネルギーを作り出しています。その過程で体内に発生するのが活性酸素です。この活性酸素が体を酸化させ、金属のように錆びつかせることでお肌や体の老化が進んでしまいます。

活性酸素は完全な悪者ではない?

活性酸素は分子として非常に不安定な性質を持っています。安定しようとして周りの細胞やDNAから電子を奪い取るため、体に炎症を引き起こしてしまいます。

ただし、活性酸素のすべてが悪者というわけではありません。体内に入ってきた細菌やウイルスを退治したり、古くなった不要な細胞を除去したりする重要な役割も担っています。問題なのは、生活習慣の乱れなどによって活性酸素が増えすぎてしまうことです。

活性酸素がお肌に与えるダメージとは

体内で活性酸素が過剰発生すると、お肌の美しさを保つ成分に深刻なダメージを与えます。

  • DNAの損傷や体内の炎症:メラニン色素が増加し、シミや肝斑の原因になります。

  • コラーゲンの破壊:お肌のハリを保つコラーゲンが減少し、シワ、たるみ、毛穴の開きにつながります。

このように、体内で炎症が生じることで老化が進む現象は、海外でインフラムエイジング(炎症性老化)と呼ばれています。お肌に炎症を起こさせないことこそが、美しく年齢を重ねるウェルエイジングの近道です。

心当たりはありませんか?活性酸素を増やす危険な習慣

普段のなにげない行動が、知らず知らずのうちに活性酸素を大量発生させているかもしれません。以下の習慣に心当たりがないかチェックしてみましょう。

  • 紫外線:紫外線の強力なエネルギーが体内で炎症を起こし、活性酸素を増やします。

  • 喫煙:タバコの煙に含まれる有害物質が活性酸素の発生を促します。

  • 睡眠不足:体の修復が追いつかず、酸化ストレスが高まります。

  • 慢性的なストレス:自律神経が乱れ、活性酸素が増加しやすい環境を作ります。

  • 多量の飲酒:アルコールを分解する過程で活性酸素が発生します。

体に良くないとされる生活習慣の多くは、まさに活性酸素を増やす直接的な原因となっています。

若さを保つカギ!抗酸化酵素と抗酸化物質の違い

発生してしまった活性酸素に対抗するため、私たちの体には抗酸化という仕組みが備わっています。ここで重要なのが、抗酸化酵素と抗酸化物質の違いを理解することです。

体内で大活躍する抗酸化酵素

抗酸化酵素(SOD、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなど)は、酵素1つで何万から何十万もの活性酸素を除去できる強力な味方です。しかし、この抗酸化酵素は30代をピークに減少していき、年齢とともに活性酸素を抑えきれなくなってしまいます。

助っ人となる抗酸化物質

ビタミンCやポリフェノール、コエンザイムQ10といった抗酸化物質は、1つの分子で1つの活性酸素しか除去できません。自分自身が代わりに酸化されることで活性酸素を消去する特攻役のような働きをするため、使い捨ての特性を持っています。

今日からできる!活性酸素に負けない体づくり

体内の抗酸化力を高めて若々しさを守るために、日々の生活で実践したい2つのアプローチをご紹介します。

1. 週1回の運動で体内の抗酸化酵素を増やす

抗酸化酵素はタンパク質でできているため、サプリメントで摂取しても胃腸で分解されてしまい、そのまま体内で機能するかは不確定です。そこでおすすめなのが、自分の体内で抗酸化酵素を育てることです。

運動をすると一時的に活性酸素が増えますが、その刺激によって体内の抗酸化酵素(SODやカタラーゼなど)が増加することがわかっています。週に1回程度の運動でも十分に効果が期待できますので、軽いジョギングやウォーキングから始めてみましょう。

2. 食事に赤い食材を取り入れる

抗酸化物質を食事から摂ることも非常に有効です。特にビタミンC以上の高い抗酸化力を持つアスタキサンチンやリコピンなどのカロテノイドを意識して選びましょう。

  • サケ、エビ、カニ:アスタキサンチンが豊富

  • 赤パプリカ:キサントフィルが豊富

  • トマト:リコピンが豊富

赤い色の食材には優れた抗酸化成分が凝縮されています。毎日の食卓に意識して赤い食べ物をプラスしてみてください。

まとめ

酸化によるお肌のトラブルを防ぐためには、日焼け止めや禁煙などの基本対策に加え、運動習慣で体内の抗酸化酵素を増やし、抗酸化力の高い食事を意識することが大切です。

まずは週1回の軽い運動や、今日の夕食にトマトやサケを取り入れることから始めてみませんか。できることから少しずつ取り入れて、錆びない美肌を目指しましょう。

身近な韓国💞鶴橋は買い物も楽しい!推し活から冷麺ランチまで巡る旅

大阪・鶴橋といえば、コリアタウンの食べ歩きを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。キンパやトッポギをつまみながら歩くだけでも楽しい街ですが、せっかく行くなら、それだけで帰ってしまうのはもったいないかもしれません。

実は鶴橋には、推し活グッズ、韓国コスメ、手ごろな価格の洋服、手作りの韓国餅など、買い物や食事で楽しめるお店がたくさんあります。

月3で鶴橋に行く私が子供とも楽しめるお店を厳選しました✨
次に鶴橋へ行く予定がある方は、お店選びの参考にしてみてください。

鶴橋のコリアタウンで寄りたいお店

まずはコリアタウンから巡ります。食べ歩きのイメージが強いエリアですが、コスメや食品の買い物にも便利です。

韓国コスメがお得な「N% PERCENT(エンパー)大阪桃谷店」

最近オープンしたコスメのお店です。店内は撮影禁止のため様子は動画では見られませんが、スキンケアやメイク用品がずらりと並び、商品によっては70%オフになっているものも!
オープン時アイドルからのお花も届いてましたよ!

子供が大喜びの鶴橋クラス

コリアタウンの中にある韓国食品のお店です。韓国のお菓子、ラーメン、調味料など、品ぞろえはなかなか豊富です。

私のお目当ては、ベロベロバーです。安く買えるので、子供たちは大喜び。コリアタウンを歩くついでに気軽に立ち寄れて、お菓子をまとめて買えるのは、子連れにはありがたいポイントです。

ごちそうさまのちびっこキンパ

キンパ(韓国風の海苔巻き)は、ごちそうさまさんのちびっこキンパがお気に入りです。いつも大量に買って帰ります。

  • 小ぶりなサイズで、食べ歩きにもちょうどいい
  • いろいろな味があるので、子供と大人で気軽に違う味を選べる

家族で食べるときも、みんなが好きな味を選べるので助かっています。

韓国のり専門店クギム

最近できたようで、私も今回初めて見つけた韓国のり専門店です。

ここではおいしいのりの試食をしています。食べてしまったら最後、絶対に買いたくなる味です。立ち寄るときは、財布のひもがゆるむ覚悟をしておいたほうがいいかもしれません(笑)。

推し活グッズならオッシーさん



次に訪れたのは、推し活グッズや、ワッペン、ボールペン、キーホルダーなど、自分だけのオリジナルグッズを作れるお店です。鶴橋のほか、新大久保、京都、横浜にも店舗がある推し活のメガストアです。

用語解説:推し活とは、好きなアイドルやキャラクターなど、いわゆる「推し」を応援する活動のことです。ライブに行くだけでなく、グッズを集めたり、バッグや持ち物を推しカラーに飾ったりすることも含まれます。

いつ行ってもかわいいものがいっぱいで、品ぞろえも豊富です。

  • 推し活グッズを探している方にぴったり
  • 自分好みにカスタムできるアイテムが多い
  • 見ているだけでもワクワクする

高架下で洋服探し、高速ターミナル

鶴橋駅の線路沿い、高架にあるのが高速ターミナルさんです。名前のとおり、韓国の高速バスターミナルにある洋服屋さんのような雰囲気で、店内には洋服がたくさん並んでいます。

  • きれいめスタイルからY2K系まで幅広い
  • セール品では1000円以下のものもあった
  • 通常は1000円から3000円ほどの商品が多く、気軽に手に取りやすい

用語解説:Y2Kとは、2000年前後に流行したファッションの傾向のことです。ローライズやキラキラした小物など、少しレトロで元気な雰囲気が今ふたたび人気になっています。

コリアタウン周辺では、洋服をたくさん扱うお店はあまり見かけません。鶴橋で洋服を探したい方は、ぜひチェックしてみてください。

 

水キムチが絶品、キムチのふるさと

キムチのお店、キムチのふるさとにも立ち寄りました。

  • 「命の水」と呼ばれる水キムチが、比較的いつもある
  • トマトキムチとセロリキムチは、サラダみたいでほんとにおいしい

用語解説:水キムチとは、唐辛子を使わず、野菜をさっぱりした汁ごと漬け込んだキムチのことです。辛くなく、汁まで飲めるので、辛いものが苦手な方でも食べやすいのが特徴です。

 

ランチはポッサムが最高のオジャパメン

おなかがすいてきたところで、ランチへ向かいます。向かったのはオジャパメンです。

ここで私が推したいのは、ポッサムです。ポッサムは辛くないので、子供ももりもり食べられます。家族でシェアしながら食べるランチにぴったりでした。

用語解説:ポッサムとは、ゆでた豚肉を、野菜やキムチなどと一緒に葉野菜で包んで食べる韓国料理です。味つけは控えめなので、辛いものが苦手な方や子供でも食べやすい一品です。

 

次に鶴橋へ行くときは、ぜひ行ってみてくださいね!

お金ゼロで叶える!千賀健永流・0円美容法5選

「美容にはお金がかかる」。そう思っていませんか? スキンケアやサロンにお金をかける前に、まず見直したいのが、毎日の姿勢や習慣、そして考え方です。

この記事では、千賀健永さんがYouTubeで紹介した「0円美容法」を、読み物としてまとめました。自宅や散歩の合間にできるものばかりです。ストレートネックや顔のもたつき、ストレスや睡眠に悩む方は、気になるものから試してみてください。

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美容の土台は「お金をかけないところ」にある

千賀さんは、美容の基盤は「お金をかけないところ」にあると話しています。まず生活習慣や、自分で手軽にできる方法を続けて、健康的な生活を整える。そのうえでスキンケアなどを足して、さらに効果を高めていく。その順番がいいのではないか、という考え方です。

1. 姿勢の改善:肩を開いて首の位置を整える

千賀さん自身も、ストレートネックで、肩が内巻きになりやすいそうです。肌がきれいであることも大切ですが、姿勢はその人の「品」を表します。姿勢が良いと、内面的な印象も良くなるといいます。

肩と首の関係

肩が内側に巻いていると、自然に首が前に出てしまいます。だから、肩の位置を正すだけで、首の位置も自然と後ろに下がります。

やり方

  1. 腰のあたりに手を置き、手のひらを上に向ける
  2. 手のひらを上に向けたまま、ゆっくり上に持ち上げる
  3. 手を後ろに伸ばし、あごも上に上げて5秒キープする
  4. 手のひらを返して、ゆっくり下に下ろす
  5. これを3セット行う

手を下ろすときは、腰の位置よりも少し広めに開くのがコツです。手の位置を広げると、自然に肩が開きます。

スマホやパソコンの作業中は、姿勢が崩れやすいものです。「今、肩が巻いているな」と気づいたときに意識して戻しましょう。正しい位置に肩があると、血流の流れも整い、見た目だけでなくインナーケアにもつながると千賀さんは話しています。

2. 舌の運動:フェイスラインをすっきり見せる

舌の付け根の筋肉に注目

口を閉じているとき、舌の根元が上あごにしっかりついている状態が、フェイスラインがきれいに見える状態だそうです。この筋肉が下がると、横を向いたときにあごの下が膨らんで見え、フェイスラインがぼやけてしまいます。千賀さんは、「脂肪だけが原因ではない」と話していました。

やり方

  • 唇の裏側で、舌をぐるりと1周させる
  • 時計回りと反時計回りを10回ずつ行う
  • これを3セット行う

やっていると、あごの下あたりに疲れや痛みのような感覚が出てきます。それは、普段あまり使えていない証拠だそうです。続けるうちに、舌の根元が上あごについた状態を保ちやすくなるといいます。

朝におすすめのもう一つの運動

さらに、あごを上げながら舌をぐっと突き出す運動を、10秒続ける方法も紹介されていました。朝に行うと、フェイスラインがすっきりし、流れも良くなって、むくみの改善にもなるそうです。

3. 思考美容:「プレイヤー意識」でストレスをためない

美容にとって、ストレスは大きな敵

千賀さんは、美容にとってストレスから来る炎症の影響はとても大きいと考えています。また、話が薄っぺらい人と、思考が深い人とでは、印象はがらりと変わります。人と深い位置で話せるようにする意識も、「美容の一つ」だというのが千賀さんの考えです。

自分は「ゲームのプレイヤー」だと考える

人の言葉に敏感で、影響されやすい人は少なくありません。受け取ったほうがいい情報もあれば、受け取らなくていい情報もあります。それなのに、頭の中でぐるぐる考えてしまうことはありませんか?

そこで千賀さんがすすめるのが、この世界をゲームにたとえ、自分は主人公を操る「プレイヤー」だと意識することです。

  • 「肉体としての自分」と「魂(プレイヤー)としての自分」を分けて考える
  • 魂の目線から、肉体の自分を客観的に見る
  • 言われたことだけに意識が向かず、言葉の背景や相手の意図に目を向けられる

肉体と魂が一体化していると、目の前で起きていることがすべてだと思い込んでしまいます。俯瞰して見ることで、感情的に反応せず、相手の気持ちに寄り添った答えや、自分が攻撃されにくい言葉の使い方ができるようになる、と千賀さんは話しています。

ストレスと睡眠が良くなる

寝る前に、「あのときの言葉はどういう意味だったんだろう」と考え始めてしまうことはありませんか? 実際は、言葉の裏にそれほどの意図がないことも多いものです。「プレイヤーに言ったことだから、自分には関係ない」と思えると、寝る前に余計な思考が浮かびにくくなります。

その結果、ストレスも睡眠も改善されます。千賀さんは、睡眠は美容にとって一番有効な美容液だと考えています。

4. 毎日30分歩く

千賀さんは、ペットの散歩をきっかけに、歩くことにはまったそうです。

  • 代謝が上がり、健康面でもうれしい
  • 「こんなところにこんな建物があったんだ」という、小さな喜びや幸せを見つけられる
  • 散歩中は、アイデアが生まれやすい状態になるといわれる

千賀さんは、あえて音楽を聴かずに歩きます。街の空気や、目に入る建物や人に触れながら、創造的な時間を過ごすのがおすすめだそうです。

また、大人になると動く機会が減りがちです。歩くことで、代謝がゆっくり滑らかに上がっていくのがいい、と話していました。じわっと汗が出てくるくらいが目安のようです。太りにくくなる点でも、習慣にする価値があります。

5. つまみほぐし:首まわりと後頭部をゆるめる

その名のとおり、つまんでほぐすセルフケアです。

顔から首、デコルテまで

  1. 耳たぶの下あたりの上のほうから、筋肉をぐっとつまむ
  2. つまんだまま、横に細かく振る
  3. 少しずつ下にずらしていき、首からデコルテへ向かう
  4. デコルテのあたりは、軽くつまんで横に揺らす

首と体のつなぎ目にあたるデコルテは、老廃物がたまりやすい場所だといいます。ここをほぐすと、血流が良くなり、老廃物が下へ流れやすくなると千賀さんは話しています。

頭痛が気になるときに

後頭部には、へこみのある場所があります。その2つの角に指を入れ、横に通っている筋肉をつまんで揺らします。千賀さんは、頭が痛いときにやると、すっと痛みが引くと話していました。動画の中では、目の開きが良くなった感じがするとも語られています。

首の中央

首の真ん中あたりも、つまんで揺らしながら、上から下へマッサージします。千賀さんが、ときどき行っている方法です。目がパッと開くような爽快感があるそうです。

まとめ

今回紹介された5つの0円美容法を、あらためて整理します。

  1. 姿勢の改善:肩を開く運動を、1日3セット
  2. 舌の運動:舌を回して、フェイスラインをすっきりさせる
  3. 思考美容:「プレイヤー意識」でストレスをためない
  4. 毎日30分歩く:代謝アップと気分転換に
  5. つまみほぐし:首まわりや後頭部を軽くほぐす

どれも、道具もお金も必要ありません。大切なのは、無理なく続けることです。まずは、朝の舌まわしや、通勤・買い物のついでに歩く時間を増やすことなど、今日できる一つから始めてみましょう。

※なお、これらは千賀さんが自分で試して効果を感じた方法です。痛みや違和感が出たときは無理をせず中止してください。頭痛や首の不調が続く場合は、医療機関に相談することをおすすめします。

40代からの人生後半戦!経験で勝つセカンドハーフ戦略6選

若い頃は、仕事終わりに遊びに行けましたし、多少の無理も平気でした。ところが今は、少し夜更かししただけで翌日が使い物にならない。そんなギャップを感じていませんか?

「気合いを入れればまだいける」と無理を重ねるほど、苦しくなるのが人生後半戦です。この記事では、本田直之さんの著書『セカンドハーフ戦略』を解説した動画をもとに、40代・50代からの戦い方を整理しました。昔の自分に戻ろうとするのではなく、今の自分に合ったやり方へ切り替えるヒントをお届けします。

 

 

人生後半戦は「戦い方」を変えるタイミング

著者の本田さんは、体力にかなり自信のある方でした。50歳のときにはトライアスロンで自己ベストを更新しています。ところが57歳になる直前に柔術を始めると、ケガを繰り返すようになり、ついには靭帯を断裂して手術を受けることになりました。

体は変わっているのに、若い頃と同じ前提や気合いで追い込んでいた。本田さんはこの気づきが、柔術だけでなく仕事や人生すべてに当てはまると考えました。

しかも、日本人男性の健康寿命は72.5歳といわれています。自由に動ける時間は、思っているよりずっと短いのです。だからこそ大切なのは、若い頃の自分に戻ろうとすることではなく、40代・50代の今の自分に合った戦い方へ切り替えることです。

本田さんは、40代を準備の時期、50代を本格的に切り替える時期と考えています。前半戦と後半戦の間にある「ハーフタイム」で作戦を立て直す。それが書名にもなっている「セカンドハーフ戦略」です。

若い頃の速さではなく、経験で勝負する

若い人と同じ土俵で戦うと苦しくなる

物覚えが悪くなったと感じると、「もっと勉強して若い人に追いつかなきゃ」と焦りがちです。しかし、若い人に混じって長時間働いたり、数をこなして勝負したりするのは、反射神経が物を言う対戦ゲームで10代のプレイヤーに挑むようなものです。

では、年を取ったら諦めるしかないのでしょうか。いいえ、戦う場所を変えればよいのです。

流動性知能と結晶性知能とは

ヒントになるのが、心理学者レイモンド・キャッテルが提唱した2つの知能の考え方です。

  • 流動性知能:新しいことを覚える力や、素早く計算する力です。速さや瞬発力、飲み込みの速さのことで、20代をピークに少しずつ落ちていきます
  • 結晶性知能:これまでの経験や知識をもとに、「この場面ならこうすればいい」と判断する力です。年を取るほど伸びていきます

動画では、MITやハーバード大学の研究者が約5万人のデータを調べた研究が紹介されていました。それによると、結晶性知能は50代・60代でも伸び続け、70代でも高い水準にあったそうです。頭の回転では若い人に負けても、経験にもとづく判断力では、人生後半のほうが有利なのです。

サッカーにたとえるとわかりやすくなります。40代になって現役選手と足の速さで勝負しても勝てません。でも、試合の流れを読んで選手をどう使うかを決める「コーチ」なら、経験を積んだ人のほうが強いのです。

年齢を重ねるだけでは「ベテラン」にならない

ただし、年を取れば誰でも頼れるベテランになれるわけではありません。大事なのは、経験を振り返って学んでいるかどうかです。

たとえば仕事で失敗したとき、「運が悪かった」で終わらせてしまうと、何を変えればいいのかがわからないままです。次のような習慣をつけましょう。

  • 何が原因だったのかを考える
  • どうすれば防げたのかまで考える
  • 似た場面に出会ったとき、「あのときこう対処した」と判断できるようにしておく

日々の経験から学ぶことが、人生後半の武器をつくります。

あえて初心者になれる場所で恥をかく

老いは「感情」から始まる

「老い」はどこから始まると思いますか? 多くの人は、体力や記憶力の衰えを思い浮かべるでしょう。ところが動画では、高齢者の精神医療が専門の和田秀樹さんが、老いは感情から始まると書いていると紹介されていました。

意欲や感情をコントロールする前頭葉は、40代から50代にかけて縮み始めるといわれています。記憶を担当する海馬の衰えを実感するのは、それよりずっと後です。次のような変化は、感情の老いのサインかもしれません。

  • 何をするのもめんどくさくなる
  • 新しいことを覚えるより、いつものやり方で済ませたくなる
  • 何を見ても「ふーん」で終わってしまう

面白そうと思えなくなると、知らない世界に入ろうという気も起きません。すると刺激が減り、前頭葉がさらに縮む。そんな悪循環に陥ってしまいます。

恥をかく場所が、脳を目覚めさせる

そこで大切になるのが、人生後半であえて恥をかける場所を持つことです。ある年齢を過ぎると、肩書きや実績が邪魔をして、周りが気を使って間違いを指摘してくれなくなります。恥をかかずに済む快適さに座り続けると、人は頑固に固まってしまいます。

肩書きが通用しない場所で「できない自分」を突きつけられると、人は頭を使ってやり方を変えようとします。サボりかけていた前頭葉が、ピンチだと慌てて動き出すのです。筋肉を保つためにスクワットで負荷をかけるように、脳の若さを保つためにも、適度な負荷が必要です。

居心地のいい場所にいて格好つけているだけでは、好奇心は動きません。小さな気まずさや違和感が、止まりかけた好奇心をもう一度動かしてくれます。

10年後も動ける体をつくる

50代から体のルールが変わる

本田さんは、昔は食べる量を少し減らして軽く運動すれば、すぐ体重が戻るタイプでした。ところが50代に入ると、そのやり方がまったく効かなくなり、気づけば体重は81kgになっていたそうです。

背景にあるのは、体の変化です。

  • 筋肉は30代後半から少しずつ減り始め、50代でそのペースが一気に早まります
  • 筋肉は「エネルギーを燃やすエンジン」なので、減ると同じ量を食べても太りやすくなります
  • 回復力も落ちるため、若い頃のノリで無理をするとケガにつながります

本田さんは、「体が重くなり、おいしいものも旅行も運動も諦める人生にするのか。それとも体を根本から作り直して、やりたいことをやり続けるのか」と自分に問いかけ、後者を選びました。

本田さんが実践した体づくり

  • 食事記録アプリ(MacroFactor)で食べたものをすべて記録し、1日の消費カロリーをもとに計画を立て直す
  • 1日のうち16時間は何も食べない時間をつくり、脂肪を燃やしやすい体に変える
  • プロのトレーナーをつけて、筋トレを一からやり直す

トライアスロンに熱中していた頃は、「動ける筋肉だけあればいい」と筋トレをやめていたそうです。しかし人生後半は筋肉が落ちるスピードが速く、カロリーを燃やしてくれる筋肉が知らないうちに減っていました。それが、痩せにくくリバウンドしやすい体の正体でした。

続ける力は、気合いではなく知識から

ここまで徹底するには、根性が必要に思えます。しかし本田さんは、続ける力は気合いではなく知識から生まれると言い切っています。

散歩中や運動中にオーディオブックで健康や栄養の本を聞き続け、本や論文、AIから正しい知識を集めました。なぜこの運動が必要なのか、今自分の体で何が起きているのかを自分に納得させたのです。「このまま続ければ体は変わる」と深く理解できていたから、モチベーションが途切れませんでした。

もう一つのコツは、完璧を目指さないことです。食べすぎた日があっても自分を責めず、1週間ほどかけて元に戻せばいいと割り切っていました。

結果として、体重は81kgから69kgまで減り、筋肉も戻りました。朝から頭にモヤがかかる「ブレインフォグ」が消えて、思考がクリアになり、自信も取り戻せたそうです。

体づくりの目的は、見た目を良くすることだけではありません。10年後も自分の足で行きたい場所に行けること。やってみたいことが見つかったとき、ためらわず挑戦できること。そのための土台が、動ける体なのです。

新しいことは小さな実験から始める

やりたいことが見つかっても、「もっと準備してから」「恥をかかないように」と考えているうちに、1年が過ぎてしまうことがあります。人生後半は、いつかやろうと先延ばしにしている間に、体力や気力のほうが先に落ちてしまうかもしれません。

そこで本田さんがすすめているのが「ベータ版思考」です。アプリのテスト版のように、完璧になるのを待たず、小さく試して、やりながら直していく考え方です。

一歩を小さくするコツ

  • ジムに通おうと身構えてしまうなら、来週の火曜日に近所のジムを1回だけ見学すると決める
  • 調べるだけでもよしとする
  • 釣りなら、友達をとりあえず誘ってみる

そして大事なのが、「合わなければ1回でいつでもやめていい」というルールです。始めたら続けなければいけないと思うから、新しいことに手を出せなくなります。本田さん自身も、柔術を始めてみて、ケガのリスクや体との相性を考えてスパッとやめています。試したからこそ、合わないと判断できたのです。

小さく試した経験は無駄になりません。後になって、思わぬ形でつながることもあります。まずは気になっていることを1つ選んで、少しだけ試してみましょう。

足し算から引き算へ切り替える

若い頃は、人脈も仕事も経験も、とにかく増やしていく「足し算」が大切でした。ところが50代になっても同じことを続けていると、義理の付き合いや「せっかくだから」で引き受けた予定に、自分の時間が埋め尽くされてしまいます。

だから人生後半は、何を減らすかを考える「引き算」が大切になります。これは、やりたいことを我慢するということではありません。本当にやりたいことをはっきりさせて、そこに時間とエネルギーを使うために、それ以外を削ぎ落とすということです。

奪われる前に、自分から手放す

年を取れば、仕事も体力も人付き合いも、少しずつ減っていきます。それをただ「奪われた」と感じていると、喪失感ばかりが残ります。だから、自分にとって必要なくなったものは、自分の意思で先に手放しましょう。同じ「減る」でも、奪われたのと自分で手放したのでは、気持ちがまったく違います。

手放す候補は、探せばいくらでもあります。

  • 若い頃からなんとなく続けている習慣
  • 気が乗らないのに、毎回顔を出している集まり
  • 断りにくくて引き受けている仕事
  • 昔は楽しかったけれど、今はそうでもない付き合い

本田さんも、「とりあえずビール」で何も考えずに飲む習慣をやめたり、惰性の付き合いや仕事を断ったりして、本当にやりたいことのための時間をつくっています。

世代の違う仲間をつくる

50代以降は、放っておいても新しい仲間は増えません。退職や病気、介護などもあり、同世代だけに頼っていると、人間関係は少しずつ狭くなっていきます。

だからこそ、年下の人や、自分とは違う分野の人とつながることが大切です。若い世代と交流すれば、知らなかった考え方や価値観にも触れられます。

「転校生」になる力

新しい場所に入ったとき、昔の実績や会社の肩書きをひけらかしていたら、誰も仲良くしたいとは思いません。会社では偉くても、一歩外へ出れば肩書きは関係ないのです。先輩づらをしたり、いきなり仕切ろうとしたりせず、転校生のように「教えてもらう姿勢」で少しずつなじんでいきましょう。

損得抜きで付き合える仲間を持つ

損得が絡まない仲間なら、まだうまくできない練習中の姿も、素直に見せ合えます。完成した姿ではなく、格好悪い途中の姿を見せ合える関係は、とても居心地がよいものです。

大げさなことをする必要はありません。

  • 気になっていた趣味の集まりに、1回だけ顔を出してみる
  • オンラインのコミュニティをのぞいてみる
  • 入りたいコミュニティがなければ、自分でつくってしまう

実例:本田さんが寿司修行で気づいたこと

本田さんは、世界中のおいしいものを食べ歩き、本や雑誌で食について語ってきましたが、自分ではほとんど料理ができませんでした。出刃包丁と柳刃包丁の違いもわからず、できるのは果物の皮をむくくらい。それがコンプレックスで、10年ほど前から料理をやりたいと思っていました。

どうせ学ぶなら、お店で出せるレベルを目指したい。そこで選んだのが寿司でした。日本人として寿司が握れれば、世界中どこでも人を喜ばせられると考えたのです。

小さな実験から始めた寿司修行

普通に考えれば無謀ですが、本田さんは先ほどの「小さな実験」の考え方で進めました。

  1. まずはオンラインの寿司学校に入る
  2. 毎日のように豊洲から魚を取り寄せ、自分でさばいて握る(シャリを炊くだけで手一杯で、最初は1日3時間では終わらなかったそうです)
  3. 3か月ほど続けた後、東京寿司アカデミーに2か月通い、制限時間付きの試験などで技術を鍛える

続けられた大きな理由は、一緒に学ぶ仲間の存在でした。オンラインサロンの仲間と一緒に通い、「大人の部活」のような感覚で楽しめたそうです。

点だった経験が、線につながった

寿司を握り始めると、思わぬ変化が起きました。30年近く名店を食べ歩いた経験が、作る側に回った途端に、すべてつながり始めたのです。

  • あの店はシャリの温度がこうだった
  • あの大将はこういう角度で包丁を入れていた
  • 寿司にはどんなお酒を合わせるのか

なんとなく味わっていたものを、作り手の目線で理解できるようになりました。まさに、年を重ねても伸びる結晶性知能が生きた場面です。これまでの経験という「点」が、新しい挑戦をきっかけに「線」としてつながったのです。

初心者として先生や仲間から容赦なくダメ出しされることも多かったそうですが、それすら学生時代に戻ったようで楽しかったといいます。年を重ねるほど周りが気を使うようになるので、年齢や肩書きに関係なく「それじゃダメだ」と言ってもらえる場所は、とても貴重な学びの場です。本田さんは今も、ヨットを始めたり、東京から福岡へ引っ越したりと、気になったことを小さく試し続けています。

まとめ

人生後半戦は、若い頃の量やスピードを根性で続けようとすると、どこかで無理が出てきます。昔の自分に戻ろうとせず、今の自分に合ったやり方へ切り替えることが大切です。

そのために意識したい6つのポイントをまとめます。

  1. 若い人と速さで張り合わず、積み重ねた知識や経験で勝負する
  2. 恥を恐れず、初心者として新しいことを学べる場所を持つ
  3. 10年後もやりたいことを楽しめるよう、食事と筋トレで動ける体をつくる
  4. 完璧な準備を待たず、新しいことは小さな実験から始める
  5. 惰性の習慣や義理の付き合いを減らし、本当に大切なことに時間を使う
  6. 世代の違う仲間をつくり、年下からも素直に教わる

新しい挑戦を始めると、これまでの経験が思わぬ形で役立つこともあります。まずは、気になっていることを1つだけ選んで、小さく試してみましょう。ジムの見学を1回予約する、気になる集まりをのぞいてみる。そんな小さな一歩で十分です。

より詳しく知りたい方は、ぜひ書籍を手に取ってみてください。なお、食事制限や筋トレなどを始める際は、体調や持病に合わせて、必要に応じて医師や専門家に相談することをおすすめします。

食事・服・音を見直すだけ!若々しさを保つ習慣5選

「ちゃんと食事に気をつけているのに、なんだか疲れが抜けない」「肌の調子が安定しない」。そんな悩みの原因は、食べ物だけでなく、毎日肌に触れるものや耳に入る音にも隠れているかもしれません。

この記事では、書籍『ためこまない人は美しい』の内容を紹介する動画をもとに、若々しさを保つための習慣を整理しました。コンビニでの食品の選び方から、パジャマの素材、テレビの音まで、今日から無理なく始められるものばかりです。

 

 

 

食品ラベルの「スラッシュ」で添加物の量をチェックしよう

海外のスーパーで日本のお菓子を見かけたことはありますか? たとえばカリフォルニア州では、日本のお菓子の一部に「アクリルアミドという化学物質を含み、がんの原因になる可能性がある」という警告表示がついていることがあります。

そこで気になるのが、毎日手に取るコンビニやスーパーの食品は本当に体に良いのか、ということです。判断のヒントになるのが、原材料表示にある「スラッシュ(/)」です。

スラッシュの後ろには添加物が並ぶ

原材料表示では、食品表示のルールにより、原材料と添加物がスラッシュで区切られていることがあります。一般的には、スラッシュの後ろに添加物が書かれています。

  • スラッシュの後ろの文字列が長い → 多くの添加物が使われている目安
  • スラッシュがない、または後ろが短い → 添加物が比較的少ない目安

すべての添加物の名前や役割を覚える必要はありません。「スラッシュの後ろの長さ」を見るだけで、手軽な判断基準になります。

「ヘルシーそう」に注意

たとえば、コンビニで買えるサラダチキンは、高たんぱく・低脂質で美容やダイエットの味方に思えます。ただ、原材料を見ると、鶏むね肉の後に加工でんぷん、ポリリン酸ナトリウム、グリシンなどが並ぶ商品もあります。これらは保存性や安全性を保つために使われるものです。ただ、加工度の高い食品を食べるほど、こうした添加物も一緒に摂ることになります。

パッケージ表面のイメージだけで選ばず、裏面の原材料表示を確認する習慣をつけましょう。忙しい日にコンビニやスーパーのお惣菜に頼るのは自然なことです。だからこそ「賢く選ぶ目」が大切になります。

若々しさを支える食習慣3つ

1. 素材そのままのおやつを選ぶ

1つ目は、バナナや焼き芋など、素材そのままのスイーツを食べることです。原材料の長いお菓子より、自然に近い状態のものを選ぶほうがシンプルです。ヘルシーに見える商品も、実は加工度が高いことがあります。裏面を見る習慣と合わせて、できるだけシンプルな食べ物を選びましょう。

2. 発酵食品をローテーションで食べる

2つ目は、いろいろな発酵食品を順番に食べることです。最近は麹を使った商品もスーパーでよく見かけます。麹は味噌などの発酵食品づくりに使われる、日本で昔から親しまれてきた素材です。発酵食品を毎日の食事に取り入れることは、腸内細菌のバランスを整える助けになるといわれています。

腸内細菌は「善玉・悪玉」だけでは語れない

腸内細菌というと「善玉菌を増やして悪玉菌を減らせば健康になる」と考えがちです。ところが、実際はそう単純ではありません。大切なのは、さまざまな菌がうまく共存できるバランスです。

たとえば、ニキビの原因菌として知られるアクネ菌(Cutibacterium acnes)は、名前だけ見ると減らしたい悪者に感じます。しかし、皮膚の常在菌が神経伝達物質の産生に関わる可能性を指摘する研究もあります。つまり、一見悪者に見える菌が、体に役立つ働きをしているかもしれないのです。菌は住む場所や環境によって、味方にも敵にもなります。

腸内フローラは「お花畑」

腸内細菌の集まりは「腸内フローラ(花畑)」と呼ばれます。花畑にいろいろな花が咲くように、腸内にもたくさんの種類の菌が暮らしています。健康は特定の菌だけでなく、多様な菌のバランスで保たれます。

そのため、同じサプリを飲み続けたり、健康に良いとされる同じものだけを食べ続けたりするより、幅広い食品を取り入れることが大切です。睡眠不足、ストレス、偏った食事などは菌の環境を乱す要因になります。

おすすめは、次のような発酵食品を日替わりで楽しむことです。

  • 味噌
  • 納豆
  • ぬか漬け
  • キムチ
  • ヨーグルト
  • 麹を使った食品

3. スマホを置いて、食事に集中する「マインドフルイーティング」

3つ目は、目の前の食事だけに意識を向ける食べ方です。ここでは、便秘との関係から説明されていました。

便秘は体からのSOS

「毎日出なくても普通かな」と流していませんか? 便秘は、肌のくすみ、ホルモンバランスの乱れ、気分の浮き沈みなど、さまざまな不調につながるといわれる体からのサインです。

便が長く腸にとどまると、老廃物が発酵・腐敗し、アンモニアなどの有害物質が腸の壁から吸収され、血液にのって全身をめぐります。それらを処理するのが、解毒の要である肝臓です。毎日休まず働く肝臓に、便秘によって余計な負担がかかります。便秘は、腸だけでなく肝臓の疲れにもつながる問題なのです。

ストレスと「ながら食べ」の関係

便秘には、ストレスも大きく関わります。仕事や家事、人間関係で頑張っている人は、自律神経が緊張モード(交感神経優位)のままになりがちです。休憩中もスマホを見ていると、脳も体も休まりません。動画では、これを「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる車」にたとえていました。

とくに注意したいのが、食事中のスマホです。体が緊張状態になると腸の動きが抑えられ、消化や排泄の機能が下がります。食事は本来、体がリラックスして消化・吸収に集中する時間です。その間に大量の情報を取り込み続けると、栄養を十分に吸収しにくくなってしまいます。

今日からできるマインドフルイーティング

難しいことは必要ありません。次のポイントを意識するだけです。

  • スマホをしまう
  • ゆっくり、味わって食べる
  • 味、香り、食感に意識を向ける
  • 「今、ここ」に戻ることで、副交感神経に切り替えるスイッチを入れる

ゆっくりよく噛んで、味や香りを楽しむことは、自律神経のバランスを整える助けにもなります。

手放すだけで若々しくなる習慣2つ

続いては、「やめる」ことで若々しさにつながる習慣です。

1. チクチク・不快な化学繊維の服を手放す

「なんとなく肌の調子が悪い」「新しい服を着ても気分が上がらない」。そんな日は、肌に触れているものが原因かもしれません。

肌は感覚の入り口

肌は、温度、湿度、質感、圧力を敏感に感じ取る「感覚の入り口」です。わずかな刺激でも不快だと、体にとって小さなストレスになります。それが長く続くと、気づかないうちに脳が落ち着かなくなってしまうこともあります。

たとえば、こんな経験はありませんか?

  • 襟のタグが気になって集中できない
  • ニットがチクチクして、一日そわそわする
  • 靴下の縫い目や下着の締めつけが気になる

一つひとつは小さな刺激でも、毎日何時間も続けば、心身にじわじわ影響します。

とくに見直したいのは、寝具とパジャマ

長時間肌に触れるパジャマや寝具は、日中の服以上に質感に気を配りたいところです。素材や環境によっては、化学繊維は静電気も起こしやすくなります。乾燥する季節に、服を脱ぐときのパチッとした刺激を経験した方も多いでしょう。

パジャマの質感や着心地を整えることで、睡眠の質が上がる可能性を示す研究もあります。よく眠れた翌朝は気分も軽く、見た目にも良い影響が出やすいものです。

素材選びのポイント

下着や靴下など、長時間つけるものも見直してみましょう。かゆい、きつい、蒸れる。そう感じるなら、無理に使い続ける必要はありません。迷ったときは、コットンやリネンなどの天然素材を試すのも一つの方法です。吸湿性に優れたものが多く、肌に合えば快適に過ごせます。

ただし、天然素材ならすべて良いわけではありません。実際に触れてみて、自分が心地よいと感じるものを選ぶことが何より大切です。肌が心地よいと、心も自然と落ち着きます。

2. 気づかないうちに疲れさせる「音」を手放す

もう一つの見落としがちな環境ストレスが「騒音」です。テレビのBGM、スマホの通知音、着信音など、私たちは朝から晩まで何かしらの音に囲まれています。気にしていないつもりでも、脳は周囲の音を処理し続けています。

夜の音は睡眠に影響する

WHO(世界保健機関)も、夜間の騒音が睡眠や健康に与える影響を指摘しています。眠っていて音に気づかなくても、周囲の音は睡眠を妨げることがあります。交通音、テレビ、機械音が聞こえる環境では、脳と体が十分に休まらないかもしれません。しっかり寝たはずなのに翌朝疲れているなら、寝室の音環境をチェックしてみてください。

音の環境をリセットする3ステップ

疲れているときは、特別なケアを探す前に、まず音の刺激を一つ減らしてみましょう。呼吸が深くなり、休みやすくなります。

  1. テレビを消す。なんとなくつけっぱなしにしている人は、静かな時間をつくってみましょう
  2. スマホの通知をオフにする。音があふれる短尺動画も控えめにしましょう
  3. 「何も聞かない時間」をつくる。いつも何かを聴いている人は、意識的に無音の時間を設けましょう
心地よい音を足していく

不要な音を減らしたら、必要に応じて心地よい音を取り入れます。本の著者は、クリスタルボウルや自然の音をすすめているそうです。

  • 目を閉じて20分ほど、音に集中する
  • 鳥のさえずりや水の流れなど、自分が心地よいと感じる音を選ぶ
  • 何かを考えようとせず、音だけに意識を向ける
  • 好きな音楽を聴く(気分やストレスに良い影響があるという研究もあります)

大切なのは、自分にとって心地よい音を選ぶことです。不要な音から距離をおき、心が喜ぶ音を選ぶ。そんな小さな変化が、心と体を休めるきっかけになります。

まとめ

今回紹介した5つの習慣を、あらためて振り返ります。

食習慣

  • 素材そのままのおやつ(バナナ、焼き芋など)を選ぶ
  • 発酵食品をローテーションで食べる
  • スマホを置いて、食事に集中する

手放す習慣

  • チクチクして不快な服や寝具を見直す
  • 不要な音を減らし、心地よい音を選ぶ

共通しているのは、何かを足すより、体や心に負担をかけているものを減らすという考え方です。難しい美容法やサプリを始めなくても、日々の小さな選択を変えるだけで、体は軽くなっていきます。

まずは次のアクションから始めてみましょう。

  • 今日の買い物で、食品の裏面のスラッシュ後ろの長さを見てみる
  • 今夜の食事中は、スマホを別の部屋に置いてみる
  • 寝る前の30分だけ、テレビを消して静かに過ごしてみる

より詳しく知りたい方は、紹介されている書籍を手に取ってみてください。なお、体調に不安がある方や、便秘などの症状が続く方は、医療機関に相談することも大切です。

プロ愛用の9月ベストコスメ9選|艶と透明感を叶える名品

夏の紫外線を浴びた9月は、肌が「なんだかくすむ」「疲れて見える」と感じやすい季節です。スキンケアを頑張っているのに、どこか肌の調子が上がらない。そんな悩みはありませんか?

この記事では、ヘアメイクアップアーティストの小田切さんが動画で紹介した「9月のお気に入り」を、読み物としてまとめました。現場で使われるプロの視点と、毎日の肌で試した実感がつまったアイテムばかりです。秋のコスメ選びの参考にしてください。

 

1. スキンケア編:肌と心を整える2品

Sulwhasoo 濃縮ジンセンリニューイングクリーム

韓国を代表するプレステージブランド、雪花秀(ソルファス)のクリームです。50年以上にわたる高麗人参の研究を土台に、肌本来の再生力とバランスを整えることを目指しています。

  • ジェルのようなみずみずしさがありながら、コクのあるクリームの質感です
  • 塗った瞬間から、ふっくらやわらかな肌に導きます
  • ほのかに香る人参の香りも魅力です

小田切さんにとって、この香りは韓国旅行の思い出とつながっています。以前は月に一度ほど韓国へ通い、当時のパートナーに勧められて好きになったそうです。日本に上陸したことで、金浦空港まで買いに行かなくてよくなったと話していました。

スキンケアの効果だけでなく、香りや思い出が心を穏やかにしてくれるところも、このクリームの大きな価値といえそうです。

アスレティア 濃縮ローション(新ライン)

ブランド初のエイジングケアラインとして発売された化粧水です。ハーブとして古くから使われてきた植物由来の成分を中心に、ハリと柔らかさを与え、小じわを目立ちにくくします。

  • 少しとろみがありますが、ベタつきません
  • 水のようなテクスチャーなのに、リッチな使用感です
  • 香りが素晴らしく、「香りだけでも買いたい」と語るほどです

小田切さんは、スキンケアの時間を「心の絡まりをほどく時間」だと表現しています。リラックスしたい夜や、気持ちを切り替えたいときに使いたい一本です。

2. ベースメイク編:「内側からの艶」をつくる3品

クレ・ド・ポー ボーテ ラ ベースプロテクチュール(動画内の呼称:エンベリスール)

毎日欠かさず使っているというプライマー(化粧下地)です。内側に取り込んだ光を跳ね返すように設計されていて、表面ではなく「奥から光っているような艶」をつくります。

  • パールを含む淡いオフホワイトで、日焼けした肌にも白浮きしません
  • シミ、くすみ、肝斑などの「ノイズ」があっても、グレーっぽくなったり不健康に見えたりしにくいです
  • 美容液「ル・セラム」と同じ成分を配合しており、つけている間もスキンケアになります

小田切さんは「肌にレースのカーテンをかけたような透明感」と表現しています。紫外線を浴びて肌がくすみやすい9月に、特に頼りになる下地です。

SUQQU ザ クリーム ファンデーション

発売から10年で5回目のアップデートとなったクリームファンデーションです。「これ以上のクリームファンデはないかもしれない」と、小田切さんが言い切るほどの信頼を寄せています。

  • 時間とともに出てくる肌の皮脂と混ざり、新しい艶に変わるよう設計されています
  • クリームタイプなのに軽く、厚塗り感が出ません
  • 昼から夜にかけて、艶感が変化していきます

動画では「クワイエット・ラグジュアリー」と表現されていました。控えめなのに上質で、Tシャツとジーンズにも合う肌です。自分の肌に自信が持てないときや、人前で堂々と話したいときにも頼りにしているそうです。

デコルテ トーン パーフェクティング パレット(03)

リニューアルされたパレットタイプのコンシーラーです。セラムのような質感でなじみがよく、スキンケア成分も配合されています。

小田切さんが特に評価しているのは、色が選べるパレットになっている点です。

  • 肌のノイズ(シミ、赤み、肝斑、ニキビ跡など)は種類がさまざまで、1色では隠しきれません
  • 色を補正してカバーするほうが、自然で軽い仕上がりになります
  • 暗めの色がきちんと入っているため、くすみ、クマ、目尻のくすみにも対応できます

小田切さん自身のクマのカバー方法は、次のとおりです。

  1. 明るさやトーンを整える色をのせる
  2. 暗めのコンシーラーで影を打ち消すようにカバーする
  3. 上からファンデーションを重ねる

付属のブラシも精密で、ニキビ跡にはポンポンと置くようにのせるのがコツです。色選びは店頭で試すのがおすすめです。

3. ポイントメイク・仕上げ編:色と光で印象を変える4品

シャネル ホリデーコレクションのフェイスパウダー

パウダーの表面に、アルプスの山、村、シャネルのゴンドラが彫刻された、ホリデー限定のアイテムです。見た目のかわいさだけでなく、中身も優秀です。

  • 銀と金のパールがたっぷり入っており、ハイライトとして使えます
  • どんな肌色にもなじみ、上品に輝きます
  • 頬の高い位置やデコルテにポイントで入れると、自然なきらめきが出ます

限定品のため紹介を迷ったそうですが、つけるたびに気分が上がるので共有したかったと話していました。

グロウ スーパー ジェル ルミナイザー(ボディにも使える万能ハイライト)

ニューヨーク発のクリーンビューティブランドの、ハイライター兼プライマーのようなアイテムです。本来は顔用ですが、小田切さんは夏の間ずっとボディに使っていました。

  • ツヤ感があり、うるおいも与えてくれます
  • 微細なパールが入っているのに、ギラギラ感はありません
  • ひじやひざの乾燥や粗さが、なめらかに見えます
  • ベタつかず、塗っていることを忘れるほどです
  • 白い花のような、フレッシュな香りがします

ポップアップイベントで脚を出す衣装を着たときも、全身に塗って肌をきれいに見せたそうです。肌の露出が増える季節に、覚えておくと便利な使い方です。

RMK ルースパウダー(ブラーリングミント)

暑くて皮脂が出やすい時期に、手放せなかったというフェイスパウダーです。数ある新色のなかでも、小田切さんが「断然これ」と選んだのがブラーリングミントです。

「ブラーリング」とは、毛穴やシワをぼかして、肌をなめらかに見せる効果のことです。ミントグリーンの色味が、肌の赤みを自然に打ち消してくれます。

  • 夏は紫外線やストレスで、赤みが出やすくなります
  • 赤みが出やすい部分に軽くのせるだけで、透明感が一段上がります
  • 皮脂を吸着し、化粧崩れを防いでくれます
  • 粒子が細かく、重ねても粉っぽく見えません

赤みが気になる人や、透明感を保ちたい人は、秋のメイクにも取り入れやすい一品です。

NARS アフターグロー リキッドブラッシュ

小田切さんが「今月だけでなく、今年一番のニュース」と話すほど、力を入れて紹介していたチークです。

  • 発色、質感、透明感、持続力のすべてが優秀です
  • 色づきが良いのに、特別なテクニックなしでなじみます
  • ブラシでのせても、指でぽんぽんとなじませても、内側から色づくような仕上がりになります
  • 肌の調子が良くないときでも、色がくすまず、きれいに発色します

パウダーチークは、ふんわりとした立体感を出すのが得意です。それに対してリキッドチークは、肌の奥から血色が咲くような質感を出せます。鼻筋にも広げる「内側から色づく」トレンドの質感が、これからも続くと小田切さんは見ています。小田切さんが今月よく使ったのは、ブラウンとオレンジです。

4. 小田切さんのコスメ選びに共通するポイント

紹介されたアイテムを見渡すと、共通する考え方が見えてきます。

  • 肌の「ノイズ」を隠すより、整えて見せる
  • 内側から出るような、艶と透明感を大切にする
  • つけている間も肌のためになる、スキンケア発想のメイクを選ぶ
  • 肌の調子が悪い日でも、きれいに見える頼れるアイテムを持つ
  • 香りや思い出など、気持ちを上げてくれる要素も重視する

メイクの目的は、完璧に隠すことではなく、肌も気持ちも心地よくすることだ、という姿勢が伝わってきます。

まとめ

今回の9月のお気に入りは、スキンケアからベースメイク、ポイントメイクまで、「内側からの艶と透明感」でつながるラインナップでした。

次に試すなら、こんな選び方がおすすめです。

  • くすみが気になる人は、クレ・ド・ポー ボーテの下地やSUQQUのファンデーションから
  • 赤みや崩れが気になる人は、RMKのブラーリングミントから
  • ノイズのカバーに悩む人は、デコルテのパレットコンシーラーから
  • 気分を上げたい人は、雪花秀のクリームやアスレティアの化粧水から

色や質感は肌との相性があります。気になるアイテムは、ぜひ店頭で実際に試してから選んでみてください。

普通の会社員でも1億円貯められる?経済的自由にたどり着く現実的ルート

「働いても働いても、生活が楽にならない」と感じていませんか。

この記事では、立花明さん・大橋こ介さんの書籍『難しいことはわかりませんが、1億円貯める方法を教えてください 普通の会社員が億り人になって自由に生きる超現実的ルート』を紹介する動画をもとに、特別な才能がなくても資産1億円を目指せる考え方と具体的な方法をまとめました。

読み終えるころには、お金に対する見方が変わり、今日から動けるヒントが手に入るはずです。

 

 

 

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1. なぜお金持ちになりたいのか?目的は「自由」

ギラギラしたお金持ちは、もう古い

高級マンションや高級車を持つ人を思い浮かべて「お金持ちになりたい」と思う方は多いかもしれません。しかし世界的には、そうした価値観は少し時代遅れになっています。

注目されているのが、ブルジョアとボヘミアンを組み合わせた造語で呼ばれる人たちです。経済的には裕福でも、世間の常識に縛られず、自分の価値観を大切にして暮らします。

  • 高級レストランより、近所の店で夫婦でおいしいワインを飲むほうが贅沢だと考える
  • 靴やかばんは修理して長く使う
  • ディスカウントストアでクーポンを使って買い物をする

動画では、マーク・ザッカーバーグ氏が大衆的な国産車に乗っていることや、イーロン・マスク氏が資産に比べてかなり質素な家に住んでいることも例に挙がっていました。

お金持ちになる最大のメリットは「嫌なことを断れる」こと

では、何のためにお金を貯めるのでしょうか。著者の答えは、自由になれることです。

朝早く起きたくない、やりがいのない仕事をしたくない、苦手な上司と顔を合わせたくない。多くの人がそう感じながら続けているのは、収入のすべてを会社に頼っているからです。動画では、これを「会社への隷属」と表現していました。

お金があれば、好きなときに、好きな相手と、好きなことができます。これが経済的自由です。贅沢のためではなく、嫌なことを嫌だと言えるようになるために、私たちはお金を貯めるのです。

2. 日本で生まれたことは大きなアドバンテージ

会社員の生涯年収は2億円から3億円と言われます。仮にその15%を貯蓄に回し、年3%で運用できれば、資産1億円を超える計算になります。日本では約20世帯に1世帯が純資産1億円以上とも言われており、決して特別な話ではありません。

ここには、少し厳しい面もあります。やり方を間違えなければ誰でも到達できるということは、今お金持ちでないのは、国や親のせいというより自分の選択の結果だということでもあるからです。

加えて、日本には次のような強みがあります。

  • 治安が安定していて、80年以上戦争と無縁である
  • 世界第4位の経済規模で、1人あたりGDPも高い
  • 財産が没収される不安や、極端な社会の混乱が比較的少ない

「衰退途上国」と言われることもありますが、世界全体で見れば、日本に生まれた時点で相当恵まれています。まずはこの事実を意識してみましょう。

3. 知識社会で差がつくのは「論理的な思考」

知識がある人が報酬を得る社会

現代は知識社会です。知識を持ち、使いこなせる人が報酬を得て、そうでない人は苦しくなりやすい仕組みになっています。

動画では、シリコンバレーの例が紹介されていました。優秀な人が集まって家賃が高騰し、教師や市職員でさえ住まいを確保できなくなっているというものです。極端な例ですが、日本も正しい情報を使えないと、お金を吸い取られやすい社会に近づいています。

ファスト思考とスロー思考

論理的な思考を理解する手がかりが、脳の2つの回路です。

  • ファスト思考:直感で即座に判断する速い回路
  • スロー思考:じっくり考える遅い回路

たとえばスーパーのレジが混んでいるとき、とりあえず並ぶのがファスト思考です。別のレジや、セルフレジを探すのがスロー思考です。

感情が入ると、人は不愉快な意見を内容も確かめずに否定してしまいます。SNSの炎上は、その典型例です。企業の側も、人のファスト思考につけ込む仕組みを数多く用意しています。直感だけで動くと、賢い人にお金を吸い取られてしまうのです。

逆に言えば、感情に流されず筋道を立てて考えるだけで、大きな強みになります。

4. 世の中を「ゲーム」と見てハックする

特別な能力がなくても論理的に動くための考え方として、動画では「ハック」が紹介されていました。

ハックとは、もともと「凝ったいたずら」を指す言葉です。そこから、システムのバグや抜け道を見つけ、想定外の使い方をすることを意味するようになりました。

金融市場も経済も、大きなシステムです。システムである以上、完璧ではなく、必ずどこかに抜け道があります。子どものころ、ゲームで裏技を探した経験があるでしょう。それと同じ発想で、世の中のルールを理解し、うまく活用しようということです。

ここで言うハックは、不正をすることではありません。制度やルールを正しく知って、上手に使うことです。

5. お金には「ちょうどいい額」がある

「いくらあれば満足か」を考えたことはありますか。上限を決めずに漠然とお金を求めると、ゴールが見えなくなります。

理由は2つあります。

  • 時間は有限である。大富豪でも1日は24時間で、睡眠も必要です。睡眠を削って働き、70歳でやっと1億円では本末転倒です。
  • 幸福度は頭打ちになる。調査では、幸福度が上がるのは年収800万円、資産1億円くらいまでと言われています。

背景にあるのが限界効用逓減の法則です。ビールは1杯目がいちばんおいしく、杯を重ねるごとに満足感が減っていくのと同じで、お金も増えるほど嬉しさは小さくなります。0円から100万円になれば大喜びでも、1億円が1億1万円になっても、あまり変わりません。

だからこそ、プライベートを犠牲にしたり、危険な副業に手を出したりして無理にお金を追うのは、コスパもタイパも悪いのです。

6. お金持ちになる方程式

資産形成は、次のシンプルな式で表せます。

資産形成 = 収入を上げる − 支出を減らす + 運用して増やす

(動画では「収入を上げる、支出を減らす、運用して増やす」の3つを組み合わせる式として説明されていました。要するに、稼ぐ、使いすぎない、増やすの3本柱です。)

3つにはそれぞれ特徴があります。

  • 収入を増やす:能力や運に左右され、やるべきことも人によって違います。たとえば成功者には外向的な人が多いと言われますが、内向的な人が無理に性格を変えるのは現実的ではありません。
  • 支出を減らす:能力や運に関係なく、誰でも今日から始められます。
  • 運用して増やす:運の影響はあるものの、やるべきことはほぼ決まっています。

3つすべてを完璧にこなす必要はありません。稼ぐ自信がなければ、節約と運用に比重を置く。贅沢をしたい人は、好きな仕事を見つけて長く働く。自分の得意・不得意に合わせて組み合わせれば大丈夫です。

7. 運用はインデックス投資の積み立てが基本

株価を当て続けることは、プロにもできない

運用の基本は、S&P500やオールカントリーなど、指数に連動する投資信託(インデックスファンド)への積み立てです。投資信託とは、株式を福袋のように詰め合わせた商品のことです。

動画では、こんな実験が紹介されていました。チンパンジーがダーツで選んだ銘柄のポートフォリオと、プロが作ったポートフォリオを比べたところ、値上がり銘柄の的中率は同程度だったというものです。プロには信託報酬などのコストがかかるぶん、むしろ不利になります。

分散投資で、リスクを抑える

インデックスファンドは、市場全体の縮小コピーのようなものです。「卵は一つのかごに盛るな」という格言のとおり、多数の株に分散すれば、1社がダメになっても全損は避けられます。

  • 長期的には、世界経済は平均で年7%から10%程度の成長が期待されると紹介されています(あくまで過去の傾向で、将来を保証するものではありません)
  • 手数料は年0.1%以下のものもあり、低コストである
  • ネット証券で口座を開けば、誰でも簡単に始められる
  • NISAを使えば、運用益に税金がかからない

暴落が起きることもありますが、長期・積立・分散を続けることが基本方針になります。投資にはリスクがあるため、最終的な判断はご自身でお願いします。

8. 節約は最大の近道、まず保険から見直す

節約の魅力は、才能がいらないのに確実に効果が出ることです。ただし、少しでも安いスーパーを求めて1時間かけて移動するようなやり方は、時間の無駄でタイパが悪いと言えます。狙うべきは、家計に占める割合の大きい固定費です。

その代表が保険です。動画では、保険は宝くじと同じ構造だと説明されていました。

  • 集めたお金の一部が運営側の経費や利益になり、残りを加入者で分ける仕組みである
  • 宝くじの経費率は約50%と言われる
  • 期間10年の定期保険では、手数料率が6割を超えるものもあると言われる

日本には国民健康保険や高額療養費制度があるため、医療保険が必ず必要とは限りません。必要になるのは、入院で収入が途絶え、家計が成り立たなくなる場合です。貯金が十分ある人や、配偶者の収入で生活できる人は、不要なこともあります。

保険は大きな固定費なので、一度見直せば、その効果が長く続きます。加入するなら、対面販売にこだわらず、ネット保険など保険料の安いものから選ぶのも手です。ただし、見直しの際は、必要な保障まで削らないよう、ご自身の状況に合わせて慎重に判断してください。

9. まとめ

動画で語られていた要点を整理します。

  • 資産づくりの目的は、贅沢ではなく経済的自由
  • 日本に生まれたことは大きなアドバンテージ
  • 知識社会では、感情に流されない論理的な思考と正しい情報の活用が武器になる
  • 幸福度は一定の資産水準で頭打ちになるので、ちょうどいい額を意識する
  • お金持ちへの道は、稼ぐ、節約する、運用するの組み合わせ
  • 再現性が高いのは、節約と長期のインデックス投資
  • 保険などの固定費の見直しが、資産形成を加速させる

では、次に取る行動を3つ挙げます。

  1. 自分にとっての「ちょうどいい資産額」を、数字で書き出してみる
  2. 加入している保険や携帯プランなど、固定費を1つ見直す
  3. NISAの口座を開き、少額から積み立てを始める

動画の最後には、確実にお金持ちになれる節約という方法があるのに、それを実行できない人は難しい、という厳しい一言もありました。裏を返せば、やるべきことは明確で、今日から動けるということです。小さな一歩から始めてみましょう。