年齢を重ねるごとに、お肌のくすみや顔の影が気になり、いつものメイクがしっくりこないと感じることはありませんか。特に夏は、汗や皮脂によるメイク崩れも重なって、老け見えの原因がどうしても増えてしまいがちです。
今回は、大人世代の魅力を最大限に引き出すための、老け見えしないお洒落な最新メイクテクニックを詳しくご紹介します。ちょっとしたステップやアイテムの選び方を見直すだけで、お顔全体の印象が見違えるほど明るく上品に仕上がります。
- 理想の大人肌を作る!透け感マットと部分艶の仕込み方
- くすみと影を消し去る!コンシーラー&パウダーの黄金ルール
- 抜け感を演出する眉メイクと、目元をクリアに見せる秘訣
- 下まぶた重視のアイメイクと、ふっくら唇を作るリップ術
- まとめ:自然な血色感と明るさで、毎日のメイクをもっと楽しく
理想の大人肌を作る!透け感マットと部分艶の仕込み方
大人のベースメイクで最も大切なのは、若作り感のない自然なトーンアップと、品のある肌質感です。若い世代のようなギラギラとした光る艶肌は、大人世代が取り入れると清潔感を損なって見えたり、テカリに見えてしまったりすることがあります。私たちが目指すべきなのは、ベールをまとったような上質な艶肌です。
まずはスキンケアでしっかりとお肌を潤わせた後、日中用のデイクリームを兼ねたUV化粧下地を塗り、もっちりとした土台を作ります。今回はラベンダーカラーのコントロールカラー下地を使用しました。テクスチャーは少し硬めですが、しっかりとお肌に伸ばして密着させることで、白浮きすることなくナチュラルにお肌のトーンを上げてくれます。
下地を整えたら、夏のベタつきや毛穴の凹凸をカバーしてくれるお役立ちアイテムを仕込みます。今回はコスメデコルテのUVコンフォートエアリートランスペアレントを使用しました。プライマーのようにお肌をサラサラに整えてくれる日焼け止めです。これをTゾーンや前髪が触れるおでこなど、テかりやすい部分に部分的に馴染ませておきます。
ファンデーションは、クッションタイプよりも丁寧な仕上がりをキープしやすいリキッドタイプをセレクトしました。崩れにくくお肌にしっかりフィットするので夏にぴったりです。お顔の広い面に薄く乗せ、外側に向かって丁寧に馴染ませていくことで、素肌そのものが綺麗になったような軽やかなお肌が完成します。
くすみと影を消し去る!コンシーラー&パウダーの黄金ルール
年齢を感じさせる原因となるお顔の影やくすみには、的確なアプローチが必要です。特に目元のクマや、年齢とともに深く見えやすいほうれい線の上の影は、老け見えの大きなポイントになってしまいます。
これらを解消するために、オレンジとピンクベージュがセットになったコンシーラーを準備します。茶色っぽくくすんだ部分には、ブラシを使ってピンポイントで色を乗せ、指でトントンと優しくタップして馴染ませます。このとき、隠したいからといって厚塗りをしすぎないことが鉄則です。厚塗りをするとお肌がシワっぽくなり、かえって老けて見えてしまいます。ほうれい線の部分は、笑ったときに骨格のせいでどうしても影ができやすい場所なので、その影のすぐ上の部分をコンシーラーで明るくしてあげると、お顔がぐっと引き上がって見えます。
そして、ベースメイクの持ちを劇的に良くし、老け見えを防ぐ最大の裏ワザが、タイプの違うフェイスパウダーの2個使いです。
お肌を綺麗に見せるためには、テカらせていい場所と、絶対にテカらせてはいけない場所を明確に区別する必要があります。目元の三角ゾーンやおでこ、小鼻は、汗や皮脂、コンシーラーのヨレが目立ちやすい場所です。ここには透明感をプラスしてくれるパープル系のプレストパウダーをふかふかのパフでしっかりと押さえ、程よいマット感を作ります。
一方で、お肌に凹凸がある方や、シミをカバーしたい部分を完全にマットにしてしまうと、平面的で不自然な印象になってしまいます。そこで、シミなどが気になる部分には、お肌に自然な艶を残してくれるナーズのリフ粉のようなパウダーを使い、優しく押さえるように乗せていきます。このマットと艶の使い分けこそが、崩れにくく品のある大人肌をキープする秘訣です。
抜け感を演出する眉メイクと、目元をクリアに見せる秘訣
最近のメイクトレンドは、アイメイクやチーク、リップを主役にしてしっかり色を見せる傾向にあります。そのため、眉毛まで太くて濃い色でしっかりと描いてしまうと、お顔全体がキツい印象になり、バランスが崩れてしまいます。全体を品よくまとめるためには、眉毛で抜け感を作ることが重要です。
最近のマイブームは、細い筆を使って仕上げるナチュラルな眉メイクです。太い筆で一気に描くのではなく、細い筆で毛が足りない部分だけを一本一本描き足すようにしていくと、今っぽい洗練された眉に仕上がります。色は髪色に合わせるだけでなく、少しピンク系やコーラル系に寄せてあげると、お顔全体がパッと明るくなります。さらに仕上げとして眉マスカラを丁寧に塗ることで、驚くほどお顔の印象が柔らかく変わります。
また、アイシャドウの発色を良くし、大人特有のまぶたのくすみをリセットするために、アイベースや軽いコンシーラーを眉の下まで薄く広げて整えておくことも忘れないでください。これをするだけで、その後に乗せるカラーの美しさが劇的に変わります。
ここで、多くの方が見落としがちな老け見えの盲点をお伝えします。それは、目の充血です。目が赤くくすんでいると、どんなに綺麗なメイクをしてもお疲れ顔に見えてしまいます。メイク前やスキンケアの段階で、目をクリアに整えてくれる目薬をさして、白目の部分を澄んだ状態にしておくことは、赤ちゃんのようなピュアな透明感を取り戻すためにとても大切なステップです。
下まぶた重視のアイメイクと、ふっくら唇を作るリップ術
大人のアイメイクといえば、どうしてもブラウン系を選びがちですが、くぼみがちなお肌に暗いブラウンを使うと、影が強調されてお疲れ感が増してしまうことがあります。そこでおすすめしたいのが、ピーチ系や明るめのオレンジ系といった、ブライトなカラーを取り入れることです。今回はルナソルの明るいアイシャドウパレットを使用しました。
大人世代は年齢とともにはまぶたが下がってきたり、シワが気になったりするため、上まぶたに一生懸命たくさんの色を乗せても美しく映えにくいという特徴があります。そこで、アイシャドウは下まぶたをメインに色を乗せていくのが大人の正解テクニックです。
上まぶたには明るいベースカラーを広げ、目尻側から自然なグラデーションを作ったら、指で艶感のあるラメをポンポンと中央に乗せる程度に留めます。その代わり、下まぶたの目尻から目頭にかけてメインの明るいカラーをしっかりと入れてあげましょう。下に思い切ってカラーを持ってくることで、目の下に自然なボリュームが出て、この後に乗せるチークとのバランスも綺麗に整います。ワントーンでありながら、お顔にしっかりとしたメリハリが生まれます。
アイラインは、まつ毛とまつ毛の間を埋めるように細く引いていきます。お顔のパーツが中心に寄っている求心型の方は、目尻側を少し横に広げるようにラインを意識して引くと、全体のバランスが驚くほど整います。
チークは、コーラル系とピンク系の2色を組み合わせて使用します。まずはベースとして薄いオレンジを頬に広げ、その上からファンデーションが少し残ったスポンジを使ってピンク系のチークをトントンと重ねて密着させます。こうすることでパウダーがお肌にしっかり馴染み、時間が経っても色落ちしにくくなります。位置は、ほうれい線より下に入れてしまうと顔が下がって見えるので注意してください。
仕上げのリップですが、年齢とともに唇が萎んで薄くなってきたと感じる方には、プランパー効果のあるリップペンシルが非常に便利です。唇の輪郭がぼやけてきた部分を、自分の唇に近いベージュ系のペンシルで少しオーバー気味に縁取ります。プランパー成分のピリピリとした刺激で唇がふっくらとボリュームアップします。
その上から、今回はディールの落ち着きのある絶妙なピンク系リップ(08番)を重ねました。赤リップほど強すぎず、王道のピンクほど子供っぽくならない、品があってお洒落に見えるカラーです。
まとめ:自然な血色感と明るさで、毎日のメイクをもっと楽しく
メイクの仕上げに、シェーディングとハイライトでお顔を立体的に整えます。グレー系の肌馴染みの良いシェーディングでフェイスラインをすっきりと見せたら、輝きの強いハイライトを目頭の横や涙袋のあたりにピンポイントで仕込みます。求心型の方は目頭側に、お顔のパーツが外側に寄っている遠心型の方は少し外側の高い位置に入れると、顔立ちのコンプレックスを自然にカバーできます。
最後に髪の毛のトップやサイドにふんわりとしたボリュームを出し、毛先にヘアオイルを馴染ませれば、老け見えを完全にシャットアウトした大人の洗練メイクの完成です。
大人世代のメイクで大切なのは、無理に若作りをすることではなく、お肌のくすみや影を的確に消し去り、自然な明るさと血色感を味方につけることです。今回ご紹介したベース作りのアプローチや、下まぶたを意識したカラーメイクを取り入れるだけで、お顔全体の印象がパッと華やかに生まれ変わります。ぜひ、明日のメイクから試してみてください。