ルパパトを完走しました。
完走したと言っても、朝の再放送ですが。
サンテレビさんいつもありがとう。
私、ニチアサでもライダーばかりが好きで、戦隊モノの方にはあまり魅力を感じなかったんです。
というのも、2点理由があります。
戦隊物はストーリーが単調
実はリュウソウジャーからしか見てないのですが、敵が出てきて倒す、を毎回繰り返している気がするのです。
ライダーの5話位までの流れと言うとわかっていただけるかと。。。
ライダーの場合そこから、葛藤や困難が待ち受けるのですが、戦隊はそれが30話近くまで続くイメージ。
(と言ってもリュウソウジャーと、キュウレンジャーの10話らへんまでしか見てませんので、あしからず。)
ライダーが終わると、掃除とかしながら見てるので話半分だからかもしれませんが、リュウソウジャーって何が目的で戦ってるのか忘れちゃいました。。。
ドルイドンを倒すためだとすれば、まだ下っ端ばかりと戦ってて、展開どうなるんだろうか??
レッドが突き抜けて正義
私が戦隊が苦手だな、と思うのが何よりここです。
レッドが超正義。
リュウソウジャーのコウとか、そんな人間おるか?
レベルの正義。
仲間がやられそうになったら、俺をやれー!みたいな。。。
キュウレンジャーも、初回でラッキーがガルをキュウレンジャーになる様に説得するシーンとか、マジ正義。
今までどうやって生きてきたらそんな覚悟決まるねんレベル。
対してライダーは、挫けてしまう描写や葛藤の描写が多いんですよね。
そういうシーンになると、4歳のうちの子供は「何してるんか分からない!」と行っているので、戦隊物はそういうシーンをなくして、子供にも正義を分かりやすく伝えているのかもしれません。
水戸黄門的に。
ルパパトはちがった
そんな戦隊物初心者かつ、苦手意識の強いの私ですが、ルパパトはめっちゃハマりました。
上記の特徴がルパパトにはなかったように思います。
無かったというか、薄かった?といいますか。。
ゴールが明確だった
何よりゴールが明確でしたよね。
- 怪盗=ルパンコレクションを取り戻して大切な人を取り返す
- 警察=ギャングラーから世界を守る
なので、特に怪盗の目的が加わることで私的には回を重ねても進んでる感がありました。
警察だけだと、毎回ギャングラーと戦って終わりとなりそうですが、怪盗がいる事で、ルパンコレクション集まっていってるな。と言うのが見えて、単調にならなかったように感じています。私は。
葛藤だらけだった
リュウソウジャーや、キュウレンジャーみたいな超★正義!みたいなレッドではなかったのが私的には刺さりました。
怪盗側の正義と、警察の正義。
2つの正義は違うけど、貴方の正義は私の悪、と言うか。
両方共に見方次第だよ、と言うストーリーも良かった。
そして、お互いに影響されながら自分達の道を進もうよ、と言う子供からしたら難しいかもしれないけど、葛藤とか信頼が入り交じるシーンが好きでした。
特に、朝加圭一郎が良かったんですよね。
自分の中の正しさが強い彼が、怪盗と交わることで変わってゆく様、とても良かったなぁ。
他人を分かろうとする姿。
ぶつかっていく真っ直ぐさ。
魁利くんもそんな彼だからこそ、最後にもっと沢山の人を救ってくれと言えたんだと思います。
私はね。
面白いネタも散りばめられながらも、大きなテーマでもある、正義の多様性が凄く伝わってくるシリーズだったと、個人的には思っています。
まぁ、本当、朝加圭一郎が好きになってしまったのもあるのですが。
いや、それだけじゃ無くて、本当に凄く良かったなぁ。
また、最初から見直したいくらいです。
戦隊はあんまり、というママさんに是非オススメしたい!!